東京大学地震研究所 電磁気構造探査データ
2009年実施電磁気構造探査
富士山 |
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| 2009年5月から9月にかけて富士山で自然電位測定 (SP)とAMT測定をおこなった。AMT調査にはPhoenix社製MTU5A(東京工業大学所有)とMetronix社製ADU-07(本プロジェクトで整備)を使用した。10000-1Hzの電磁場変動を観測 (AMT観測)することで、地下水面や帯水層の厚さを詳細に把握できる。さらに、地下水の流動に敏感な自然電位分布を組み合わせることで、富士山全域の地下水流動についての情報を得ることが出来る。最終的には各種同位体比データや地質学的データも考慮にいれ、富士山浅部の、地下水、熱水、揮発性物質等の流体流動を定量的に解明する。 |
桜島 |
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| 2008年5月から2009年7月にかけて桜島火山の2観測点で広帯域MT連続観測を行った。測定にはPhoenix Geophysics社製MTU-5(東京工業大学所有)を用いた。その結果、数週間~数ヶ月続く比抵抗変動が海水準付近で捉えられ、マグマからの側方に脱ガスした揮発性成分が地下水に混入していると解釈された (Aizawa et al., 投稿中)。 2010年2月からは、Metronix社製ADU-07(本プロジェクトで整備)を6台を上図の観測点に設置し連続観測を行っている。地下のマグマの移動とそれに伴う脱ガスを高時間分解能で推定する予定である。 |
山形東縁断層周辺 |
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| ひずみ集中帯では,沈み込む海洋プレートから脱水した流体が地殻や上部マントルに局在し,それが弱体となってひずみを生じていると考えられている.本研究では,ひずみ集中帯の流体分布を明らかにすることを目的として,2008年度から東北地方日本海側のひずみ集中帯においてマグネトテルリック(MT)法を用いた比抵抗調査を始めた.2008年度は鳥海山を横切る測線と酒田市と新庄を結ぶ測線(全22観測点)で観測を行い,2次元解析結果から庄内東縁断層下から東へ伸びる低比抵抗体の存在が明らかとなった.2009年度はこの低比抵抗体が空間的にどのように分布しているかを明らかにするため,庄内東縁断層北部と南部を東西に横切る測線と,断層南端よりさらに南部を東西に横切る測線の3測線(全33観測点)においてMT観測を行った.測定はMetronix社製のADU-07を8台とPhoenix Geophysics社製のMTU-5を5台使用して,2009年9月14日から11月16日まで観測を行った.2009年度に取得したデータは現在解析中である. |
本サーバには,取得した生データを保管している.データについての問い合わせは,東京大学地震研究所上嶋研究室まで.
2008年実施電磁気構造探査
広帯域MT観測は庄内平野、庄内東縁断層帯、出羽丘陵、新庄盆地を横切る庄内―新庄測線、鳥海山を横切る 鳥海測線、2008年岩手宮城内陸地震震源域を横切る岩手宮城地震測線の計3測線で行った。測線あたりの 観測点数は庄内―新庄測線で11測点、鳥海測線で11測点、岩手宮城地震測線で17点であり、合計で39観測点に 及ぶ。観測期間は2008年6月から11月の間であり、1観測点についての観測期間は7日から14日間である。
測定にはGPSで同期されたPhoenix Geophysics社製のMTU-5を12台(うち、東京大学地震研究所所有1台、北海道大学所有2台、秋田大学所有2台、東北大学所有2台、東京工業大学所有5台)、ASKシステム社製のPb-PbCl2電極、Phoenix Geophysics社製のインダクションコイルを用い、電場2成分、磁場3成分の時間変動値について観測を行った。
本サーバには,取得した生データを保管している.データについての問い合わせは,東京大学地震研究所上嶋研究室まで.
ひずみ集中帯プロジェクト